2024.09.26
梅田力准教授の研究論文が学会誌に掲載されました。
美術学部 デザイン学科
デザイン学科所属の梅田力准教授の学術論文が、環境芸術学会の学会誌「環境芸術」32号に掲載されました。
論文名は「芸術実践を用いた研究における研究方法論としての当事者研究の応用可能性」です。(環境芸術32, pp78-85)
梅田先生コメント:
「芸術作品や、制作過程において生み出される「知」は、芸術実践特有の学術的価値を持ちうると考えており、それを証明するために、伝統的な学術研究の批判に答えうる研究方法論の確立が必要だと考え研究しています。
そして、本論文では、芸術における学術研究のあり方の世界的な動向を報告しつつ、芸術実践における研究方法論の可能性として、北海道の浦河町から始まり、現在では全国的に大きな広がりを見せている、精神障害を抱える方々が自らの障害について研究するという「当事者研究」の方法・方法論が、芸術実践に応用可能なのではないかと学会誌にて報告しました。」
梅田先生は主にデザイン学科の彫刻・立体の授業を担当されていますが、全学部・学科を対象にした講義「芸術へのアプローチ」(修学基礎教育科目、人文科学で開講)も担当されていますので、本学学生であれば、こうした研究成果の一部を学ぶ事も可能です。
最先端の知を研究する研究者と同じ空間で共に学んでいくことは、大学という場ならではの学びの魅力ですね!
論文は以下から購入も可能です。
環境芸術学会学会誌
https://iead.org/archives/category/journal