2025.11.28 向井ゼミ活動報告”廃校をウイスキー蒸溜所へ！”　
美術学部建築学科

現在、向井ゼミでは廃校となった旧弁華別小学校をウイスキー蒸溜所「当別蒸溜所」として再生させるプロジェクトに取り組んでいます。

昭和12年竣工、北海道で現存する二階建木造校舎としては最古級となる貴重な建物を、日本最小規模のクラフトウイスキー蒸留所として手仕事を大切にしたウイスキーづくりの拠点へと生まれ変わらせる試みです。

工事は古民家再生のプロである武部建設株式会社が担当し、今年度の完成を目指して着々と進行しています。

改修に伴い多くの廃材が発生しますが、向井ゼミではそれら廃材を”歴史を刻んだ味わい深い素材”と捉え、正面入り口の壁に再利用するデザイン・施工作業をゼミ活動として行っています。

今日はその作業の様子を少しだけご紹介します！

↑現在の工事状況　なんと体育館の屋根をジャッキで浮かし！！て、古くなった柱梁を入れ替える工事をしています。

・廃材には多くの釘やネジがついています。廃材を建材にするためにはその多量の釘を手作業で一本一本抜くことから始めます。。大変
・廃材には多くの種類の木材が使われ、さまざまな色や形の材料が集まりました。
・材料の個性を見極めながら、”ウイスキーの多彩な原酒”・”時の流れと熟成”・”クラフトワークの魅力”を伝えるファサードデザインに仕立てます！！

↑完成予想図です。雪が積もる前の完成を目指し鋭意作業中です！！

■ 当別蒸溜所
施主：株式会社Whisky Student
施工：武部建設株式会社
設計：向井正伸建築設計事務所
ファサードデザイン・施工：向井研究室