SEISA DOHTO UNIVERSITY
SEISA DOHTO VOICE 在学生・卒業生・教授・講師の声
卒業生の声

大学での学びや技術は、
いまの仕事にそのまま活きています。

熊谷 大輔

株式会社美秀 Zabo Creative勤務
美術学部 デザイン学科 2000年卒業
北海道札幌拓北高等学校(現:北海道札幌英藍高等学校)出身

本物の藍染め、その素晴らしさを
より多くの人に伝えたいと頑張っています。

大学で学んだ染色の仕事がしたかったので、現在の会社を選びました。いまは藍染工房でお客さまの藍染体験の補助をしています。藍染めのガラ出しの説明から、染め、洗いまでを指導し、色止めなどの作業を当方で施して後日お届けしています。茶色の液で染めるのに、洗って空気に触れた瞬間に、きれいな藍色に発色。その鮮やかさに、毎回お客さまからも歓声が上がります。
藍は生き物なので水温、PHの微妙な調整で色合いが変わります。化学薬品は使わず、すべて自然のもので生成するというこだわりから生まれる本物の藍染めをより多くの方に知っていただく……そんな仕事は手間がかかり、効率も決して良くありませんが、お客さまが感動し、笑顔を見せてくださると、さらに頑張ろうという気持ちになります。
大学のゼミでの染色、シルク印刷でのパターン表現は、いまの仕事そのものです。振り返ると4年間の座学や実技で、美術の基礎知識やデッサン力を修得し、アイデア・発想の幅が広がりましたね。

振り返ると、大学4年間は
存分に制作できる恵まれた時代。

「社会に出ると時間が作れなくなるから、いまのうちに精一杯作品を生み出しなさい」と、先生に言われていました。確かに、仕事に就いてからは、思うように時間がとれないし、個人のアーティストではないので企業としての成果も考えなければなりません。
好きなモノづくりに励むことができる大学時代は、本当に恵まれています。これから入学される方たちは、とにかく自分が思い描く芸術と向き合い、たくさんカタチにして表現してください。最初は未熟でも、たとえ美術の経験がなくても、やる気があれば先生たちが熱心に指導してくれます。デッサンが下手でもどうにかなるものですが、週に1回描く人より毎日描く人の方が絶対に上手くなります!
私も、より多くの人に藍の素晴らしさを伝えられるようさらに励み、会社に貢献したいです。藍染めのいちばんの魅力は、同じものができないところ。お互いに、他人や社会の色に染まることなく、自分自身の色合いで輝いていきましょう!

GRADUATE'S VOICE 卒業生の声

  • 菊地 駿汰

    経営学部 経営学科
    2020年卒業
    北海道富良野高等学校出身
  • 萬 麻奈

    社会福祉学部 社会福祉学科
    2022年卒業
    登別明日中等教育学校出身
  • 福田 悠野

    美術学部 デザイン学科
    2020年卒業
    市立札幌旭丘高等学校出身
  • 鈴木 孝徳

    美術学部 建築学科
    2022年卒業
    北海道函館工業高等学校出身

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