SEISA DOHTO UNIVERSITY

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経営学部 経営学科卒業

侍ジャパン社会人代表に選出されたのは、今までの経験があったから

渕上佳輝さん

経営学部 経営学科2020年卒業

堀越高等学校出身

社会人野球はプロ野球をめざす自分には、関係ない世界だと思っていた

大学3年の秋、トヨタ自動車硬式野球部の練習に参加し、投球や迫力を目の当たりにしました。高校卒業と同時に入社したのちプロ野球に入団する選手もいることを知り、興味が湧きました。大学4年の全国大会が終わり、トヨタ自動車硬式野球部の都市対抗野球を東京ドームで観戦。選手が会社名を背負って全力で真剣に戦う姿勢に、人としての魅力を感じました。一つ一つのプレイに感情を出して試合に向き合う選手の集中力にも感銘を受け、このチームの一員になりたいと思いました。

入社後は会社の人たちから「頑張れ」と声をかけられ、応援のありがたみを感じています。初戦負けで出社した時に「よく頑張った」と温かく声をかけてくださる方もいれば、厳しい意見をいただくこともあります。我々は常に結果で応えないといけません。野球の練習をさせていただけていることに感謝しながら、どのような意見でもしっかり受け止めて、結果を出すことに集中する。そこが大学野球との大きな違いだと感じます。

2023年の第19回アジア競技大会で侍ジャパン社会人代表に選出

第19回アジア競技大会で初の国際大会への代表入りをし、3位という結果に終わりました。プロ野球は年齢・実力的に難しいと感じる一方で、チャレンジは続けています。今は所属するトヨタ自動車硬式野球部で都市対抗野球の3連覇を獲るというチームの目標に向かって練習しています。個人としては、2026年アジア競技大会(名古屋開催)でもう一度、侍ジャパン日本代表を背負って戦うのが目標です。金メダルをめざして戦った経験を生かして、悔しい結果で終わってしまったリベンジを果たしたいです。  
 星槎道都大学では同級生や先輩に恵まれ、練習を共にして、信頼できるトレーナーとも出会えました。今でも連絡を取り合う仲です。僕が一番成長できた場所は星槎道都大学であり、影響を受けたのは大学の硬式野球部の先輩たちです。憧れでもあり、追いつきたいと思う方々ばかりです。今でも大学時代の先輩を超えたい、もっと認めてもらいたいという気持ちが原動力になっています