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美術学部デザイン学科卒業
自分の知識や経験の幅を広げ、
クライアントの課題解決に挑みたい
金田桃果さん
美術学部 デザイン学科2022年卒業
北海道標津高等学校出身
サイトの運用などの進行管理を担うWEBディレクターをしています。
株式会社ナディア・Project Management GroupでWEBサイト運用や構築の進行管理を担当しています。4年目となり、WEBディレクターとしてクライアントが求められているものを制作メンバーであるデザイナーやエンジニアと形にするためにプロジェクトのディレクションを担っています。スムーズに進行するため、クライアントの希望を整理して制作メンバーへ伝え、その後の制作作業がしやすいよう素材や原稿の準備を行います。
大学時代に学んだデザインデータ制作やコーディングの知識は現在の業務に直結していると思います。授業以外でも制作をしていたこともあり、業務で使用するツールの操作を理解した上で入社できました。デザイナーやエンジニアとやりとりをする際に、同じ目線で会話ができるため、指示を受ける前に先回りして必要な情報を回収できることは、仕事をする上で役に立っていると感じます。
デザイン経験がなくてもいちから学べます。
私が感じた星槎道都大学の良さは、「デザイン経験がなくてもいちから学びをはじめられること」や、「授業選択の自由度が高いこと」です。
私は高校卒業まで、学校の美術部や近所に絵画教室もない地域で暮らしていました。そういった美術と接点の少ない生活であっても、美術学部へ進学できたのは「デザイン経験がなくてもいちから学びをはじめられる」星槎道都大学だったからです。入学後、興味がある授業を多数履修でき、サブメジャープログラムなどの制度含め「授業選択の自由度が高い」ので知識欲も満たされましたし、興味関心も広がりました。
「教職課程」を履修したことが、特に印象に残っています。 大学3〜4年次、試験対策と実習に向けて授業内容がより専門的になり、書類の添削や模擬授業のフィードバックを受けました。 過去にこうした経験がなく、つらいと感じることも多かったのですが、最後まで頑張った結果、中学校・高等学校の美術教師の免許を取得することができました。教職課程で得た知識があるから、社会に出てから業種問わずクライアントと物怖じせずお話できていると感じています。
「この人がいたら、なんとかなる」と思われる人になりたい。
学生時代、興味があることに対し「面白そう」「やってみたい」で留めず、自らアクションを起こし、取り組んでいました。興味のある内容であれば事前に教授に許可を取り、単位が出なくても授業に参加したり、大学の教授から「デザインがうまくなりたかったら、良いと思ったデザイン(印刷物)を集めると、自分だけのオリジナルの資料になる」と教えていただいたりしました。在学中から始めたデザイン収集は、今ではデザインの発想を広げるための良い資料となっています。リサーチをして、アイデアを広げる作業は、自分の中に引き出しがあってこそ。どのように自分が担当する案件に活かしていけるのか考えることが、仕事につながっていると感じます。
今後の目標は、クライアントや制作メンバーから「この人がいれば、なんとかなる」と思われる人になることです。私たちの仕事は1人では完結しません。関わった人全員で「プロジェクトを成功させよう!」と前向きに取り組めるように働きかけができる人でいたいですし、メンバーと一緒に取り組むことそのものにやりがいを感じています。誰かが喜ぶことが好きで、誰かのためになる仕事がしたい、手に職をつけたいと思って学んだデザイン。自分の知識や経験の幅を広げることで、クライアントの課題解決につながるといいなと思っています。