SEISA DOHTO UNIVERSITY

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美術学部 デザイン学科

仲間とともに、北広島市の
偉人伝マンガ制作に携わりました!

堀内さくらさん

北海道長沼高等学校出身

学生7名で描き上げました!

私はメインキャラクターの作画を担当しました。ストーリーの原作・ネームは三上先生です。三上先生の授業を受けていて、卒業した1名の学生も合わせて6名の作画アシスタントとともに1冊のマンガを描き上げました。各々作品づくりの経験はありますが、私個人はマンガを共同制作したのも、デジタルでマンガを描いたのも初めての経験でした。

 最初は私を含めて2名に依頼がきたのですが、製作進行が押してしまい、皆の力を借りることになったんです。

三上先生が描いてくださったネームをもとに、私がメインキャラクターの作画をし、他のみんなが文字入れや背景を入れていくという流れでした。

今回はじめてデジタル作画に挑戦しました。

実質3週間で80ページを制作しました。背景は作画アシスタントが行いましたが、ページ数が多いのですべてデジタル作業。デジタル作業に慣れていたメンバーも多かったのですが、私は夏休みにデジタル機器を触り始めました。今回の制作で結果的に半年もたたずにできるようになりましたが……。最初は慣れずに苦労しました。 

 今回は偉人マンガなので、幼少期から老いるまでを描き分けるのに苦労しました。

まず、同一人物とわかるように描写しつつ、服装を変えるなど時の流れを読み手に感じてもらえるように工夫しました。

マンガで偉人を知ってもらえるきっかけになれたら嬉しい。

地域の歴史的な人物を紹介するために北広島市教育委員会がB&G財団の「ふるさとゆかりの偉人マンガの製作と活用事業」の助成金を受けて、実現したのがこの企画です。北広島市に実在した中山久蔵の功績を子どもたちに伝え、その志を継承していくため、偉人マンガ『100万石の志 中山久蔵物語』の製作が始まりました。同じく北広島市にある大学であること、もともと小中学生への配付を視野に入れた企画なので学生の私たちに白羽の矢が立ち、私が作画に携わることになったのだと思います。
 完成したマンガは、北広島市内の小中学校の児童や生徒の手に届き、市内の学校図書館にも置かれるそうです。北広島市に実在した偉人についてマンガでわかりやすく伝えたい。そんなたくさんの人たちの思いが形になりました。
 学生のうちから貴重な経験ができました!