在学中に「1級建築施工管理技士補」を取得した先輩にインタビュー!

1級建築施工管理技術検定試験(学科)に現役の在学生が3名合格!
令和6年7月21日(日)に実施された1級建築施工管理技術検定試験(学科)の合格者発表が8月23日(木)にありました。本学からは建築学科の3名が見事合格しました。おめでとうございます。
検定結果概要
- 受験者数:37,651名
- 合格者数:全国13,624名(うち、北海道514名)
- 合格率:36.1%
在学中の合格者
- 建築学科4年 池田 大希さん(北海道札幌啓成高等学校出身) ▶内定先:宮坂建設工業株式会社
- 建築学科4年 菅原 啓太さん(星槎国際高等学校仙台学習センター出身) ▶内定先:西松建設株式会社
- 建築学科4年 白井 駿 さん(翔洋学園高等学校出身) ▶内定先:株式会社大林組
今回、大学在学中に現役合格した2名にインタビューしてみました。

Q1.いつ頃から勉強を始めましたか。
池田:2024年7月の試験だったので、大学3年次の授業が始まったところから勉強し始めて、本格的に勉強したのは1か月前の6月くらいからですね。
菅原:同じく大学3年次の授業で勉強し始めましたが、やばいなってなったのは試験の2週間前ですね。
池田:法改正があって、僕たちの学年から初めて在学中にこの試験を受験できるようになったので、2人とも初チャレンジでした。
Q2.どのように勉強しましたか?また、工夫したポイントはありますか?
菅原:外部の講座などは受けずに、独学で勉強しました。教科書をきっちり使って解くことがポイントです。
池田:僕は1年分の過去問は絶対解こうと思って、1か月間集中して勉強しました。結局15年分の過去問を解きました。過去問をひたすら解きまくって、教科書を見て、何が間違えててどこが理解できていないかを確認して……その繰り返し。僕は1日3~4時間は最低勉強していましたね。1日の勉強時間が短いので、とりあえずやれるだけやりました。
菅原:苦手なところは応用能力問題の過去問を解いて確認できることのほうが多かったので、とにかく集中して取り組みましたね。直前の2週間は起きてる時間はずっと勉強っていう感じでしたね。GWも家でひたすら勉強していました。
池田:僕はGW遊びにいきました(笑)。気分転換も大事なので(笑)。


Q3.今回の試験勉強につながった授業はありますか?
菅原:3年次の「施工管理技士演習」と卒業試験ですね。卒業試験は「一級建築士特別養成コース」に所属できるかどうかが決まる試験です。
池田:僕たち2人とも「一級建築士特別養成コース」に無事所属しているのですが、その試験勉強がなかなか大変でした。
菅原:「施工管理技士演習」では小テストの点数を競ってたよね。
池田:僕はなあなあでいいかなって思っていたんだけど、菅原君の点数が毎回ものすごく高くて、「もっと勉強しなきゃ!」って思いましたね。僕が点数で勝つことのほうが少なかったんですが、授業も一緒で試験に対するモチベーションが異常に高いのがこの2人でした。
Q4.今回の試験で印象に残っていることは?
池田:過去問をひたすら解いていたからか、例年出題傾向と比べて基礎的というか簡単だったのかな、と思いました。ただ……ね(笑)。
菅原:そうそう。応用能力問題が72問中、10問あるというね。昨年まで応用能力問題の出題数が6問でした。今回から4問増えたんで、その点は大変でした。
Q5.今後の目標を教えてください。

池田:将来、施工管理の現場監督として働いて、大きい案件に携わりたいです。とにかく忙しいほうがいい性分なので、インターンシップ時に「どの現場も勉強。施工管理はずっと勉強だよ。」と教えていただいた言葉のとおり、つねに勉強できる環境に身を置いて、どこまでも勉強できればいいなって思います。その中で、やりがいを感じていけたらいいなと思います。
菅原:内定先の会社でも今回の資格は取得して当たり前という環境なので、一級建築士資格の取得につなげていきたいですね。資格の取得は結果が出てわかりやすいので、モチベーションにつながります。宅地建物取引士の国家資格は3年次に取得済みなので、他に取得できる資格は在学中に取得してから卒業したいです。