〇令和元年(西暦2019年)6月19日
日本ボールパーク学会の設立
星槎道都大学及び学校法人北海道星槎学園の研究者と実務家が発起人となり、令和元年6月18日に「日本ボールパーク学会」を設立しました。英語名はJapan Association for the Study of Ballpark (略称JASB)です。
ボールパークという、非常に関連分野が広い事業についての研究、教育及び知識の普及等に加え、関係する人々の幅広い交流を目指します。
野球の発祥国アメリカでは、MLB が使用する従来型の野球場が、野球観戦をより快適で臨場感の高い構造と、スポーツ観戦以外にも多様な楽しみ方ができる機能を持たせた施設に変わりつつあり、ボールパークと呼ばれています。
一方、日本においても、アメリカの経験を参考に、広島市が近年、従来の市民球場をボールパークに一新することで集客増に成功している等の事例があり、ボールパーク・スタイルの事業に対する評価と関心が高まっています。
本学会としては、ボールパークを「スポーツを観戦できる球技場や体育館を中心として、その周辺に一体として配置された運動施設、宿泊施設、居住施設、商業施設、公園施設、福利厚生施設及び管理施設等の施設群並びにそれらが配置された場所一帯を指す。」ものと定義してまいりますが、ボールパークに関係する分野は、経営、経済、建築、土木、観光、交通、防災拠点、福祉、地方行財政、地域活性化、街づくりなど、とても幅広く、しかも野球ばかりでなくサッカーの世界においてもボールパークに相当する構想が進められていて、様々な発展形が出てくる予感もします。そのため、将来的には定義を変える可能性もあると考えています。
また、昨年、北海道北広島市に日本ハムファイターズの新しいボールパークが建設されることが決定されましたが、このボールパークは北海道において人の流れを変化させ活発化させると同時に経済発展の起爆剤となる可能性を十分に持っていると考えられますし、既存のボールパークも来場者を楽しませる数々の工夫が施され、それぞれの場所での経済発展に貢献していると考えられます。
このようにボールパークはとても大きな広がりのあるダイナミックな世界ですので、本学会はその世界を理解するため、多様な視点を持って活動してまいります。
学会としては小規模にスタートし、次第に大きく育てたいと願っておりますので、多くの方々のご参加とご協力をお願いいたします。
(会員の募集開始は8月上旬を考えておりますので申し添えます。)
令和元年(2019年)6月19日 発起人一同
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