日本ボールパーク学会Japan Association for the Study of Ballpark
設 立 趣 意 書


野球の発祥国アメリカでは、MLBが使用する従来型の野球場が、野球観戦をより快適で臨場感の高い構造と、スポーツ観戦以外にも多様な楽しみ方ができる機能を持たせた「ボールパーク」と呼ばれる姿に変わりつつあります。

 

一方、日本においても、アメリカの経験を参考に、広島市が近年、従来の市民球場をボールパークに一新することで集客増に成功している等の事例があり、ボールパーク・スタイルの事業に対する評価と関心が高まっています。

また、長崎市には、サッカースタジアムを中心に商業施設、ホテル、マンション、オフィス等を配置するプロジェクトの構想があり、野球以外のスポーツについてもボールパーク化が始まっていると言えます。

そして北海道では、昨年、プロ野球の北海道日本ハムファイターズが札幌ドームから拠点を移すため、札幌市に隣接する北広島市にボールパークを建設することを決定しました。

このボールパークは、北海道の人気プロ野球チームが手掛けること、メインとなる施設が開閉式ルーフを持った魅力的なデザインで、かつ来場者をより楽しませる工夫が施された野球場であることに加え、敷地内には他の種目の運動施設、宿泊施設、ショッピングセンター、大型駐車場及び公園等の設置も構想されていて、多種多様の楽しみ方ができることから、2023年の球場開業に向けて、一般の関心も非常に高まっているところです。

 

このように大規模な事業であるボールパークに関連する産業等の分野は、経済、経営、建築、デザイン、土木、交通、環境、観光、スポーツ、地方財政、街づくり、社会福祉等と非常に幅広く、また、数万人以上の観客が広範囲から集まると予想されることから、北海道においては、北広島市周辺だけでなく北海道経済発展の起爆剤になる可能性が十分にあると考えられます。また、多くの来場者と内部で働く人々の交通手段の確保や安全管理、飲食料の供給、電力等のエネルギーの供給、防災及び街づくり等の観点からも非常に公共性の高い事業であると言えます。

 

私たちは、この非常に幅広い関連分野を持ち、かつ公共性の高いボールパークを一つの学問領域と捉え、広範な知見を集約して整理するとともに、そこに含まれる智恵を見出して社会に提示することで、経済やスポーツ文化の発展及び地域活性化など公共の福祉に貢献したいと考えます。

 

本学会の設立趣旨をご理解いただき、皆様の積極的なご参加を心よりお待ちしております。

令和元年6月 発起人一同



 

「日本ボールパーク学会」

Japan Association for the Study of Ballpark

発 起 人 一 覧

 

安藤 淳一 星槎道都大学美術学部長 教授(建築学科)

飯浜 浩幸 星槎道都大学学長補佐 教授(社会福祉学部)

石山 玄幸 星槎道都大学経営学部 準教授(地域連携推進センター副所長)

伊藤 裕康 星槎道都大学建築学科長 教授

上坂 恒章 星槎道都大学美術学部デザイン学科長 教授

上原 正希 星槎道都大学社会福祉学部 教授(地域連携推進センター長)

河野 善文 星槎道都大学経営学科長 教授

小早川俊哉 星槎道都大学社会福祉学部長 教授

佐藤善太郎 星槎道都大学美術学部建築学科 教授(図書情報センター長)

酒井 純一 学校法人 北海道星槎学園常務理事(星槎道都大学事務局長)

信濃 吉彦 星槎道都大学経営学部長 教授

西崎  毅 星槎道都大学社会福祉学科長 特任教授

正木 清郎 (発起人代表)学校法人 北海道星槎学園理事長

山本 一彦 星槎道都大学学長 教授(経営学部)

由水  伸 星槎道都大学学長補佐 教授(経営学部)



ボールパークの関連分野(例)

経  営

交  通

経  済

スポーツ

国際交流

建  築

観  光

地方行政

防  災

デザイン

土  木

環  境

都市計画

地域興し

社会福祉

防  災

広告広報

I T 技術

産官学住

地方創生



連絡先061-1196 北海道北広島市中の沢149番地
             
星槎道都大学内 日本ボールパーク学会 事務局
              MaiL:
jsbp@seisa.dohto.ac.jp