H15.12.31

        自慢コーナー
コンピュータ組み立て講座 ←
このページを見たゼミ生から「組み立て講座じゃなくて自慢でしょ」と指摘されたので題名変更です。


善太郎が最初にマシンの自作をしたのは1992年(平成4年)の時でした。
91年に「DOS/Vマガジン」が創刊され、それを何となく手にとってから、「コンピュータ組み立て」に次第にのめり込んでいきました。

DOS/Vマガジンを目にして驚いたことは、それまでもMS-DOSはありましたがDOS/V(日本IBM)は日本語入力をハード的な処理からソフト的な処理にすることにより、より汎用的なOSとなり、所謂「IBM互換機」でも、つまり「部品を組み合わせて造った自作マシンでも動いちゃう」ということでした。

当時は北海道の紋別市にいたので部品調達もままならず(これは現在居る札幌でもちょっとそうですが)、すべて通販か出張の際、秋葉原で購入していました。

CPUは486DX、ビデオはISAのTrident(VRAMは512k)、メモリは1MのSIMM(30pin)4枚でHDは40Mでした。
マニュアルも当然全部英語で(場合によっては中国語)、辞書とコンピュータ用語辞典とDOS/Vマガジンとを横に置いて、首っ引きでした。
それでも初めてマシンが起動した時のカンドーは、今でも憶えています。

当時、ビデオはISAが主流でしたが、VESA Local Bus(VLバス)が流行り始め「CPU直結!!」という言葉がアタマにこびりついてどーしても欲しくなり、結局翌年には秋葉原でCirrusLogicのを買ってきました。(今のハイエンドビデオくらいの値段でした)

................................................... 思い出話はここらへんで、またの機会にゆっくりするとして....................................

このようにちょっと前までは、コンピュータ自作には丸一日を要したものですが、今はLANもsoundも場合によってはVideoもオンボードだし、挿すボードも総てPnPでメンドーなIRQやI/O、DMA、メモリアドレスのBIOS設定も無しにアッサリ動いちゃうんです。
また、OSのインストもDOSの知識(コマンド)はいらないし、確実に組み立ての敷居は低くなりました。

毎年善太郎は、年末にその時の最新の構成でコンピュータを組み立てていますが、今回はその模様を報告します



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下は今回の部品です。
本制作の趣旨は今まで以上の高速レンダリングマシンの構築です。



最初のCPU選定にあたり、Athlon 64 FX-51とPentium 4 Extreme Edition 3.20GHで迷いました。
FXの方があきらかにアーキテクチャが優れているのは判っているのですが
結局組み立て易さと、FXの方はメモリにレジスタードが必要なのでP4にしました。
(以前、AthlonのデュアルCPUで構築したときにヒドイ目にあったので...............)


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マザーボードはMSIの875P NEO-FIS2R.
875チップセットで勿論、HT対応、FSB800MHz、DDR400デュアルチャンネルでGBLAN・SATA、そして
別途Promise SATA RAIDのコントローラーも搭載ほか、テンコ盛りマザーです。

SATAケーブルも4本、IDEケーブルは2本のうち1本が赤いチューブでシールドされており、(写真右下)
FDDケーブルもチューブでシールドされている手の込み様です。



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筐体は3R System R101 400Wで温度センサーが3個ついたタイプ。
中には排気用の大きなファンが前後2個付属しています。


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Pentium 4 Extreme Edition 3.20GHz
他のP4とはこれだけ別パッケージで専用の重厚なデザイン。風格が違うような..............................

Hyper-Threadingテクノロジ搭載、FSB 800MHz、L2 512KB、
その上L3を2M追加した前述のAMDのAthlon 64 FX-51に対抗するIntelの秘密兵器。


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マザーを筐体に設置しCPUを組み込んだところ。
マザーも大きいけど、筐体も大きいのでよゆーです。


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筐体からのPWSW等、モロモロを接続し始めました。


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今回は今までレンダリングのボトルネックになっていたHDの高速化を試みました。

接続はSATAのRADIをストライピングで、
しかもこの時点で一番高速なWestern Digital WD360GD(10000 rpm)です。

(実はマザーを選んだ理由もこれがしたいからで、他のSATAではIDEマッピングがメンドだからでした)


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その他のドライヴはジャンクのFDDと、
BUFFALOのDVM-L4242FB DVD+-RW(中はパイオニアDVR-106Dでした)



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ドライヴ類も組み込み済。
メモリPC3200(DDR400)はデュアルチャンネルなので同容量(512MB)を指定バンクに2枚挿。



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ビデオはXIAI。
何とATI RADEON 9800XT! VRAM256M!!
(HalfーLife2のクーポンつきです)








ビデオを組み込んで一応完成!
無事、起動しました。

OSはXPのHome Editionです。


ベンチ結果等は後日報告します。



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