道都大学美術学部デザイン学科 Dohto university
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留学生紹介-英国、グラスゴー芸術大学



平成16年度卒の梅田 力君から、自身の近況と英国の美術事情についての便りがありましたのでご紹介いたします。お問い合わせや激励のお言葉を送ってくださる方は、後述のアドレスにお願いいたします。
グラスゴー芸術大学 自作を背に




寒い日が続いているかと思いますが、いかがお過ごしでしょうか?

道都大学(美術学部)のビデオ拝見いたしました。北海道の静かで、そして凛としている空気感が感じられ学生時代を懐かしく思い出しました。
先生のご指導の賜物かと思いますが、学生の具象作品のレベルが高いなと感じました。

さて、私の方はと言いますと、グラスゴーでの生活も、あっという間に3ヶ月が過ぎ、1学期が終了しました。ようやく一息ついた所です。授業が想像以上にハードで、夜遅くまで授業の予習をする日も少なくないですが、充実感を持って生活をしています。

今年は、(入学前ですが)5月に校舎でもあり、代表作であるマッキントッシュの建築が火災に遭い、学校としては、大変な年でしたが、先日行なわれた、イギリス国内で最も認知度の高い美術賞の1つである「ターナー賞」では、最終候補者の4名の内、3名にグラスゴー芸術学校の卒業生がノミネートされ、また、その内の1人、ダンカン・キャンベル氏が、最優秀賞を取り、学内も盛り上がりました。
卒業生の最優秀賞の受賞は、2009年以来だそうです。
テートギャラリーで行なわれた授賞式の様子です。(2014)
http://www.tate.org.uk/whats-on/tate-britain/exhibition/turner-prize-2014

こちらは2009年の受賞者、同じく卒業生の、リチャード・ライト氏
http://bcove.me/ro8h4zx2

http://www.telegraph.co.uk/culture/art/turner-prize/6753775/Richard-Wright-Turner-Prize-2009-winner.html

肝心の勉強の方ですが、コースは、「研究」修士号の取得を目指すコースという事もあり、アカデミックな研究の方法、方法論を中心に、様々な哲学的なコンセプトや研究手法も授業で紹介され、それについて議論を重ね、自分の作品や研究に活かすといった事を行なっています。
イギリスの美大は、比較的コンセプチュアルな傾向が強いですが、私のコースはその中でもかなり概念的で、アカデミックなようです。
ただ、毎週違う様々なバックグラウンドを持つ教授、例えば、近くにあるロイヤルコンセルバトワール(音楽院)で教えるダンスが専門の方や、フェミニズム研究、美術史、アーカイブ学等、様々な方が講師として来てくださりとても興味深い話を聞かせていただいています。

また、学外にでて、実際に美術館や図書館に併設されたのアーカイブ資料館を見学する実践的な授業もありました。

コースの生徒は全部で9名、かなり少数精鋭です(それでも今年は多い方のようです)。
この内、私ともう1人の学生以外は、全員ネイティブスピーカーです。(但しもう1人の彼はイギリスに10年程住んでおり、かなり高度な英語力を持っています)デザイン系には、ノン・ネイティブなインターナショナルの学生が多いですが、私のコースはネイティブの学生が多いです。

そのため、授業もかなり高度な英語力が要求され、内容もかなり概念的なので、(というよりも、外国人だからという考慮は全くなしなので)入学当初は、予習を含め、ついて行くので精一杯で、泣く様な思いでしたが、最近はようやく授業でもそれなりに発言出来る様になりました。(ただ、まだまだネイティブの学生と対等に、渡り合えるレベルではありません)

そのため、授業の準備に時間が割かれ、制作と研究のバランスを取る事が難しいですが、授業で得た知識を基に、新たなアイデアも浮かんでおり、作品化するのが今からとても楽しみです。
長くなってしまいましたが、グラスゴーの生活の様子を書きました。写真もいくつか添付します。
もし卒業後海外の大学院に進みたい、交換留学したい等の生徒がいれば、力になれる事があるかもしれませんので、ご連絡ください。(直接私に連絡いただいて構いません)


寒い日が続きます、ご自愛のほど祈ります。 梅田    

 

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梅田 力   Isao Umeda 

Email:  umeda.isao@gmail.com

Website: http://umedaisao.jimdo.com


 


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