多様な価値観を持つ人たちと
助け合って仕事ができる―
そんな人材を育てたい。
近澤 潤
経営学部 経営学科
専任講師
実践的、体験的な授業から
学んでほしい協同性と説得性。
「チームワーク」をキーワードに、基礎ゼミナールで1・2年生を指導しています。学内外でのプロジェクト活動を通じて、学生たちにはコミュニケーションや協同性について実践的に学んでもらいます。社会人になると、多様な価値観を持つ様々な人たちと仕事をしなければなりません。そうした環境で円滑に仕事をし続けるためのヒントを、このゼミでの学習から得てほしいと思います。
3年生には授業でWeb制作の企画から構築までの全工程を体験してもらいます。目標は「戦略に基づいた説得性のある企画・デザイン」を提案できること。表面的に見栄えのよいデザインに仕上げて終わるのではなく、そのデザインでサイトが抱える課題の解決が図れることが重要です。他の授業を聞いて蓄えてきた経営学の知識を応用しながら、経営的な分析手法を使ってサイト構築の企画立案ができる力を養います。

コミュニケーション能力が
仕事のパフォーマンスを高める。
大学にいるうちは専門知識の習得や研究活動など、学問的スキルの向上に努めてほしいのですが、せっかく頑張ってスキルを身につけても社会でうまく活かせないようでは困ります。では実社会で自分のスキルを存分に役立てるにはどうしたらよいか―。コミュニケーション能力を使って多様な価値観を認め合うことだと私は考えます。それがあって初めて自分のパフォーマンスを最大限に発揮できるのではないでしょうか。
北海道を支える人材の育成に関わりたいと、ずっと思い続けてこの大学の教員になりました。育てたいのは、多様な価値観を持つ人たちと一緒に伸び伸びと仕事ができる人材です。対立せず、傾聴し、適切に自分の意見を表明し、相互の違いを調整する。そんな学生が一人でも多く育ってくれるよう、授業はもちろん、日々の学びのサポートや学習環境の整備などに全力で取り組んでいきたいと思っています。
